日常茶飯事の記録です。

まんまのまんま Vol.122

黒山の人だかり

 日曜は曇天やけど京都・永観堂の紅葉ライトアップを観べく、阪急河原町に着いたんが15時ぐらいやった。何とまぁ人…人…人!!!想像を絶する雑踏でまさしく黒山の人だかり。普段から京都は観光客でごった返す土地柄やけど、そらもう異常現象のような人の渦で犬も歩けば棒に当たる、そんな生易しいもんやのぅて人が歩けば人に当たる、気違い染みた烏合の衆みたいに紅葉狩りへ向かう観光客。嘗ての京都より遥かに騒々しい。

 河原町駅から八坂神社に通ずる参道は着物を纏った和装が夥しい。和服に秋物があんのか無いのか知らんけど、着物と浴衣の相の子みたいでその半分は外国人と思われる。一日着物レンタルで京都市街を歩く観光客やが、正月と成人式にしか見ることがなかった着物姿が、こんな風に当たり前の光景になって、途轍もない違和感を感じるんは俺だけか?確かに京都で和服は似合うけど一時的なブームで終わるか定番として定着するか?

 さて永観堂までの道のりは遠く河原町から90分かかる。往復すると3時間かかるのを承知で友達とテクテク歩いた。バスに乗ってりゃ30分そこそこで着くんやが、京都ってのは歩いてこそ楽しい場所で、古都の醍醐味を実感すんのにバスを乗るて言語道断よ。南禅寺を通過するんかて30年振りか?永観堂へ行くには南禅寺を過ぎて更に奥へ進む。

 着いて(゚Д゚;)玉手箱…なんちゅう行列やねん。悠に5~600mはあろうかと思われる行列に面食らったぞ。こんなもん1時間かかっても入堂するん無理と判断して今年の紅葉狩りは諦めたがな。夜よりも日中に来んとライトアップ観て帰ったら深夜になるわ。30年振りの永観堂で紅葉を満喫するつもりやったのにクタクタになる徒労に終わったで。