日常茶飯事の記録です。

まんまのまんま Vol.70

通勤途中の可愛い子

 普段はJR新長田駅から芦屋駅まで各停に乗って通勤してて駅数11で28分掛かる。JRのダイヤは信用でけへんので定刻より1本早い電車に乗ってんやわ。兎に角JRはダイヤが乱れる事故・天災が多いけど、中でも人身事故はしょっちゅうやっとぉさかい、もし事故が起こったら1時間に及ぶ列車の全面停止は当たり前で私鉄の倍は掛かる。事故対策が私鉄より随分遅れてんのも一因やが、努力しても成果が見えへんのが事実である。

 さて電車に乗ると9駅目の摂津本山で小柄で非常に可愛い子が乗ってくんねん。都市の頃はそう…20代前半以内で、童顔の所為もあるが20代後半てことはないと思うわ。彼女はいつも同じ場所(ドア)から乗ってくんねんけど、生憎シートの空きが中々あらへんから俺の前に立つことも多て、芦屋でその子に席を譲ることも屡々あってん。ところが甲南山手駅でマスクしたデブの男が俺の前に立つようになって、こいつ俺が芦屋で降りるん覚えたみたいで毎日俺の前を陣取るようになったんや。俺はあの可愛い子に譲りたいのに前を横取りしやがって腹立つ、当分この男が見えへん席で坐るようにしたんや。

 けど離れて坐ると彼女が席を確保したんか気になるし、ちゃんと坐ってれば安心やが立ってれば気の毒に思うんよね。声を掛けたことあらへんよって黙視するだけやけど超可愛い過ぎて気になる。つまり俺ってスケベな男の証明やけど梓には真剣やで。