日常茶飯事の記録です。

まんまのまんま Vol.117

1か月振りの派遣バイト

 日曜久し振りに派遣バイトへ行ったら、何とまぁ倉庫の商品棚の配置が大幅に変わってもーて、それに伴って新商品が増えてしもて益々ややこい現場になってもーたがな。商品数を増やすんはえぇねんけど管理が杜撰でね、毎月ン百万の損失を計上してんやてよ。商品管理がろくすっぽ出来てへんのに数を増やして、もっと多額の不良品をこさえる気なんかね?増やすなら増やすで管理の方もシッカリせぇへんと赤字に陥りまっせ。

 大層な言い方をしたけど根っから管理がダラダラやっとぉ会社でおます。なんぼ商品の仕入れをしても管理が甘かったら不良が出んがな。社員て商品を破損さしても自分の腹を痛める訳ちゃうから、そら無関心で居られんでも管理の追及には至らんやろなぁ。

 現職が週4→週5になったことでバイトの回数が半分以下になったが、元々が週2以上出勤が条件やったんで心苦しいねんけど、他社への派遣も検討せぇへんと担当に恨まれる。所詮は派遣なんで小間使い若しくは単なる用達し程度やから、一々派遣会社の面子なんぞ考えて働けんわ。勿論相手さんもそれを踏まえた上での採用やと思うけどな俺。

まんまのまんま Vol.116

山を越えた

 梓の手術が終わった…ほんま心配やった。腫瘍の切除で済んだらしいけど、問題は腫瘍が良か悪かやねん。悪性は再発と転移を繰り返すさかい、健康面を重視して予防に勤しむことが肝要なんや。俺は何としても元気を取り戻して貰わんと、俺自身の気持ちが落ち着かんし安らげへん。そんくらい大切に思う存在であり生きる糧にもなっとるし。

 術後3日目で体調はまだ悪いそーやが来週には退院するそうな。俺も経験あっけど院内生活は暇で退屈で時間を潰すんが大変なんや、きっと梓もそれを味わってる思うわ。腫瘍の結果がまだ分かってへんみたいやし梓の心は不安で休まらんやろ。気持ちが葛藤してる筈なんや…精神的に入り乱れてね。気を紛らわす意味で「本を読め音楽を聴け」て提案してんやけどね。癌は命の掛かった病気やから心配事が募って当たり前やしな。

 病は気から…と言う言葉の通り、退院しても部屋に籠るんやなくドンドン外に出て、楽しいことを精一杯やって明るう生きて克服せないかんて。楽しい人生で送って今を元気に生きてこそ、病気の根源かて消えてなくなろうて。梓にもそう考えて欲しいし実際やって貰いたい。その為やったら俺はなんぼでも梓の手助けをしたいと考えとるんや。

まんまのまんま Vol.115

梓を勇気づけたいのに…明日(火)は立冬、心が寒い(/_;)

 明日から梓が入院する。どないな方法で治療をすんのか俺には知る由もないが、胸中は不安で不安で堪らなく不安で、こんな時って物事を悪い方へ悪い方へ想像しちまうのよね。どないに平静を装っても胸の内は張り裂けそうなんやで。いや、爆発寸前やぞ。

 この1ヶ月何度となく数回メールを送ったけど、病気の痛みや辛さも強いては苦しさや悲しみも梓本人しか分からへん。なんぼ俺が慰めても梓に逆効果のような気がして、なかなか返事が返ってきぃひんので益々心配になって、独り言のように「まさか…もう入院…」とか、時には「今…手術中…」とか、或いは「もしや重体に陥ってへんか?」とか、兎に角メールが来えへんと不安と心配が入り乱れて身も心もカオス状態になる。

 昨日やっと1か月振りに梓からメールが届いた。入院前でバタバタ忙しかったらしいけど、返事を読んでホッと胸を撫で下ろすばかりか、張り詰めた重たい空気がパッと晴れて、千切れそうなピンピンに伸び切った糸が一気に緩んで、もう…己の心を笑たで。

 でもな…これから先を考えると、梓にどない言うてやればえぇんやろ?何て囁けば?何て呟けば?何て声を掛けりゃえぇのか?俺が吐いた言葉に澱みがあれば梓を傷つけるだけやし、俺は散々考えて言葉を選んで梓にメールしたもんの、気が滅入って心まで沈んでんのに「俺のメールは軽過ぎひんか」って自問自答して、自分でもがいて自分を咎めて自分で苦しんで、何もしてやれん己に地団太を踏んで苛立ちで歯痒く無性に腹が立つ。挙句の果てに言葉を失い、崇高な尼僧の言葉を借りて梓のメールにリンクを貼ったわ。

 病の苦しさを知らへん俺に梓を慰める資格があんのか?病の傷みが分からへん俺に梓を癒す資格があんのか?今以って悩む俺やが、純粋に唯々素朴に且つ素直で正直に向き合うしかあるまい。俺自身人生でこれほど言葉に苦しんだことが無い。明日入院する梓そして手術する日も近かろう。一層のこと俺も癌になれば掛ける言葉も出て来ようが…

まんまのまんま Vol.114

11/1より[幻魔大戦]を読む

 俺がこの小説を知ったのが小学生の頃でクラスメートが読んでたんを憶えてる。本が世に出てから丁度半世紀になる。いつか一度は読んでみたいと考えてたけど、この歳になってやっとその気になりヤフオクで全巻揃いを500円でゲットした。執筆は平井和正で周知の通り日本を代表するSF作家、今じゃこの本は書店でも売ってへんのとちゃう。廃版になった訳やなかろうが作者が故人になったんも一因で、流行からは程遠く旬が過ぎて増刷しても売れまいて。然しファンは今でも根強く彼等をヒライストと呼んどる。

 この本を読みたなった理由に3年前ぐらいから思いついたことがあって、それが実行可能か否かを定めるには先ず読んでみぃひんと分からへん。何せ50年前に書き下ろされた小説やさかい現在とは全く時代がちゃう。そう…時代考証の設定が難しいと思うわ。俺は一体何をすんのか?…と言うと、原作を脚本にしてみたい衝動に駆られたんよね。飽くまでも私感によるもんやけど極力オリジナルを尊重して歪曲せずに書きたいねん。

 さて11/1から読書をスタートしたが、乗っけから頭打ちになってしもてん。なるほど小説の世界ではどないに書いても成り立つが、現実を当て嵌めると余りにも矛盾が多いので、それを表現するには斬新な脚色をしやんと無理がある。34年前アニメ『幻魔大戦』が映画になったけど、作品がオーバーラップして脚色の意図がはっきり分かった。こりゃ相当苦労すると想像できたし原作通りは不可能と思た。なんぼ架空とは云え出鱈目を脚本には出来んし、無茶を通すならそれなりの理由付けと道理に合う説得が要る。

 でも幻魔大戦は非常に面白ぅてドンドンとストーリーの中へ引きずられてしまう。俺は読んだシーンを空想する癖があんので、物語の臨場感が頭の中でグツグツと煮え滾って、脳が完全にストーリーで支配され小説の一桁先にワクワクする自分が居る。こない貪るように読む小説は栗本薫の『グインサーガ』以来の30年振りで、心身共に陶酔してまう作品に出会えて嬉しい限り。この先ストーリーが如何に進むんか楽しみでもある。

まんまのまんま Vol.113

1年振りの日本橋

 久々に日本橋へ行ってみると又々街が様変わりしてて吃驚、たった1年なるかならんで街が此処まで変わるもんかねぇ?電気の街の雰囲気は完全に消えてもーて、アダルトショップの店が増える一方で、傍らキャラグッズの店も段々増ええてきて、既に日本橋は過去の隆盛を終え閉店してシャッターが下りたままもある。そんな潰れた店を壊して新たにホテルが新築される有り様よ。こっちにホテルあっちにもホテル、そこにもホテルあそこもホテル、日本橋界隈はホテルの建設ラッシュのようで、このまま行けば街の周囲がホテル化して真ん中にアダルトショップがあるような、何とも妖しい不埒な街に変貌すまいか?少なくとも治安が悪なるんは避けられへんのとちゃうかな?想像やけど…

 大阪へ観光に来る中国人は以前からなんぼでもおったけど、これ等ホテルの開業で更に中国人が増えるんことは間違いあるまい。実際あちこちで会話が聞こえる言葉の殆どが中国語で、此処はほんまに「日本」なんかと思いたくなるぐらい、中国人の数が日本人の数を圧倒してて、その内日本橋は中国人に占領されんのとちゃうかって錯覚する。

 不思議なんやけど中国人と韓国人が多いと治安が悪なるん何でやろ?これが民度と云うもんなんか民族性っちゅうもんなんか?理屈じゃ言い現わされへん摩訶不思議な現象やで。それに昨今はアッと云う間にホテルが建つもんやから建設の早さに度肝抜くわ。

 そして店にしても扱う主流がスマホになってもーて、昨年よりもパソコンの規模が小さなっとる。最早パソコンすら影が薄い存在になりつつあんのか?時代を反映してんのかもしれんが外国人観光客が増えた一因かもしれん。いずれにせよ年々パソコンが追われて隅へ隅へと置き場が変わり、そう遠くない未来パソコンは淘汰され軈て死語になるか?死滅はすまいがノート型は消滅するかもよ。良いことか悪いことか判断が難しい。

まんまのまんま Vol.112

ジワジワと着実に計画を進める

 ホリッチの家で公表したブログの終了と次なる新しいコンセプト、それを果たす前に揃えねばならぬ物が幾つかあって、徐々にではあるがヤフオクで入札を繰り返す。一つの目的を達成するために何かと金がかかる始末で、取り分けPCの拡充をすべく未使用のMacを起動させねばならん。漸く必要なパーツをゲットして予備の小型軽量Macをもゲットした。何だかんだと揃えるのに大方1万円ほど要したわ。只でさえ銭に余裕あらへんのに残金が僅か5千円弱で、この金で月給日(11/20)まで生活を維持せなアカンわ。大金を叩いたので極貧を強いられる羽目になって、又もや豆腐のみで命を食い繋がな。でもなぁ、あともう一つMac用のマウスをゲットしやなアカンのや、まだ金掛かるわ。

 元々Macメインやった俺がWinを使い始めて早7~8年かな?ネットを閲覧するだけならWinで十分やねん。然し何か大きいことをやろうとしたらウイルスが怖いんよWinは。やっぱ感染せぇへんMacでやらんと安心して事が成せん。MacはOS自体セキュリティーで防御されてんので、ウイルスの心配も無ければシステムの偏重も自己回復が出来る。何とか11月中に可動させたいが一難去ってまた一難、そんな怪訝が頭を掠めるも事実。

 余談になるが最近のTVに出てくるノート型PCて皆Appleやねぇ、ほんまにWinの影が薄なってきた感じがしてMicrosoの隆盛は窄んだ気ぃする。即ち明らかにiPhoneの影響やろうて。皮肉にもAppleMacよりもiPhone知名度を上げた感じやね。因みに俺がMacを弄るのは実に5年振りで、感触を忘れてへんかちょっぴり不安な気持ちがする?!

まんまのまんま Vol.111

キーボード云々

 10日前からパソコンで使うキーボードをDELL製に変えてみたら、これが驚くほど使い易い代物でメッチャン気に入ってしもた。今まではサードパーティーのキーボードで随分使いにくかってん。入力の誤打が常で毎日カリカリきてたし苛立ってキレたこともある。そんな忌々しいキーボードを2年も我慢して使てたんやで。

 そもそもDELL製のキーボードは4年ぐらい前から持ってたDELLパソコンの物やが、PCが壊れてキーボードだけを残してたんよ。ただ端子がPS2で今じゃ一般的になったUSBの前のタイプで、Macで言えばADB端子と形状が似てる…と言うか一緒でしょ?要するにメッチャ古い型の端子ってことやねん。もう10年以上前のタイプと云うべきか?

 今まで使てたキーボードは半ば壊れかけてんので、捨てる前にDELL製を試してみることにしたが端子が合わんので、ヤフオクで変換アダプターを150円でゲットした。これまでDELL製を使わんかった理由はもう一つあって、英語仕様やからキーボードに平仮名が無いねん。また英語仕様と日本語仕様は若干入力で表示する主に記号がちゃう。

 ところが使ってみたらサードパーティーの物とは比べ物にならんくらい、操作が抜群でキーボードを叩いた感触も良いので吃驚した。最初3日間は戸惑いながら叩いたけど今ではスッカリ慣れて楽々と文字が打てるようになった。これまでのより文字盤が3mm低いので恐らくこれがメチャンコ使い易なった要因やと思うわ。